AWS GameDay エムティーアイ社内大会を開催しました!

こんにちは。社内イベント運営エンジニア 小池です。
普段、サービス開発のエンジニアとして業務にあたりながら、エンジニアを中心とした社内イベントの運営スタッフとして活動しています。

イベントでは年に1回程度の頻度で社内ハッカソンを開催していて、今回のハッカソンは趣向を変え、AWS さんのご協力の下 AWS GameDay エムティーアイ大会を開催しました。

AWS GameDay とは

毎年開催されている AWS の カンファレンス、re:Invent にて AWS を活用したコンペティション形式の AWS GameDay というゲームイベントがあります。
仮想のシナリオをもとに与えられたお題に沿って、AWS を駆使してサービスを稼働させていきます。 単純な WEB サービスインフラの構築から、障害や不具合を抱えたサービスの復旧、セキュリティ対策など、ある種 ISUCON 要素を含んでいたり、カオスエンジニアリングに触れたりできるイベントです。
チームごとに分かれ、お題をこなしていき、お題ごとに設けられたポイントを獲得していきます。
制限時間内にどれだけポイントを獲得できるかをチームごとに競います。

今回はその AWS GameDay をエムティーアイ向けに提供していただき、第8回エムティーアイハッカソンとして開催していただきました。

シナリオは「Unicorn Polo League」

AWS GameDay には様々なシナリオがありますが、今回提供していただいたものは「Unicorn Polo League」です。
ユニコーンレンタル事業を行う架空の企業のフランチャイズオーナーとなり、より生産性の高いユニコーンを育てるといった世界観で、実際の内容は高速なデプロイとトラブルシューティングにフォーカスされたシナリオとなっています。

あまり具体的な内容はお伝えできないのですが、主な要素は以下の様なものでした。

  • ユニコーンを飼育する「厩舎」の構築
  • ユニコーンを育成する「ジム」の構築
  • マーケットでのユニコーンの売買
  • ジムでのユニコーンのトレーニング
  • ポロリーグへのユニコーンの出場
  • 「クエスト」への挑戦

各チームに AWS アカウントが提供され、これらそれぞれに出題される AWS に関連した環境構築やトラブルシュートなどのお題に対応していくことで、スコアを稼いでいきます。
使用する AWS サービスは多岐に渡り、とても一人では網羅できる内容ではありません。チームで得意なところを分担したり、取り組むお題を絞って挑戦するなどの戦略も大事になります。

開催までの道のり

開催にあたって、多くの方に参加してもらえるように、運営としていろいろ工夫をしました。

AWS の方にご協力いただき、AWS GameDay について説明会や事前勉強会を開催してもらいました。運営メンバーからの説明だけでは十分に内容を理解してもらえなかった人にも、AWS さんからの説明会を聞いて興味を持ったと参加してくれる人がたくさんいました。

また、社内の SharePoint サイトに情報ページを用意して、説明会の資料や事前勉強会の様子、応募フォームへのリンク、Q&A の掲示と更新 などなどを1か所にまとめました。そして、ことあるごとにチャットや部門会議などで情報ページへのリンクとともに告知を行いました。

その甲斐あってか 40 名 10 チームの方に参加していただくことができ、過去の弊社内ハッカソン系技術イベントの中で最高の参加者数となりました。

参加者数が多かったのには、ひとつに、今回は技術職のなかでも開発系だけでなく、システム運用や SRE の方も興味を持ってもらいやすい内容だったということがあると思います。これまでのハッカソンはサービス開発系の内容が多く参加しづらく感じていた運用系の方も、環境構築やトラブルシュート、カオスエンジニアリングというキーワードに興味を持ってくれたようでした。

「難しかった。けど楽しかった!」

AWS GameDay 当日。リモートでの開催でした。

ゲームの進行は AWS の方が行ってくれます。 弊社の運営としては、事前に Teams 会議の設定やチームごとのチャットスペースの準備ぐらいで、あとは全部お任せできたことも嬉しいところでした。 お陰様で私自身も GameDay に参加する事ができました。

私自身としては、AWS に触るのが久しぶりということもあり、なかなか苦戦しました。いくつかお題をクリアできたものの、あっという間に時間が過ぎてしまいました。ようやく調子が出てきたところでタイムアップ、そんな感想です・・・。
チーム順位も 10 チーム中の総合 7 位という苦いものでした。

やはり上位に入ったチームは事前にいろいろな AWS サービスいついて学習していたり、普段使っているサービスに絞って取り組んでいたようですね。総合順位以外にも6つほどの観点(ポロリーグの勝利数、マーケットでの収益、クエストのクリア数、より優れたアーキテクチャ など)で表彰があり、各チームの奮闘ぶりが伺えました。

開催後にアンケートを実施して参加者の感想を聞いたところ、総じて言えるのは「難しかった。けど楽しかった!」という趣旨のものが多かったです。
中には「上位入賞も、なんちゃら賞の受賞もできなかったけど、○○のお題に挑戦してクリアできたので満足」「自分の未熟さに気づいた」といった感想もあり、参加者それぞれで楽しみ、何かしら学ぶことがあったイベントになったようです。

さいごに

今回のハッカソンは、運営として初めての取り組みとして AWS GameDay を開催しました。
開催当日まで準備や調整など、苦労もありましたが、参加してくれた方に楽しんでもらえたようでホッとしています。

さて、次はどんなイベントを企画しましょうか・・・。