第4回エムティーアイハッカソンを開催しました

はじめに

テックイベント運営の吉田です。
先日開催したエムティーアイハッカソンのようすをお伝えします。

もくじ

エムティーアイハッカソンとは

弊社では半年に一度、社内ハッカソンを開催しています。
ハッカソンは3日間かけて行われます。1日目と2日目で実装、3日目のアワードで成果発表と審査を行います。

入賞チームには豪華な副賞が用意されていて、それに胸踊らせて参加してくれる方が多いです。
しかし副賞だけがすべてではありません。入賞できなくとも悲しむことはないのです。
ハッカソンでつくったプロダクトはサービス化される可能性を大いに秘めています。実際、過去に開催したハッカソンでサービス化した前例があります。
良いプロダクトを作れば、できるエンジニアだと認知してもらえるという嬉しい副作用もあります。

"豪華副賞ゲットする"
"自分の考えたプロダクトのサービス化を目指す"
"エンジニアリングを純粋に楽しむ"
"今の自分の実力を試す"

さまざまな挑戦をする場として、エムティーアイハッカソンは盛り上がりを見せています。


※第2回目のエムティーアイハッカソンについてはこちら
tech.mti.co.jp

第4回目のテーマは「Office Tech」

今回で4回目となるエムティーアイハッカソンのテーマは、


Office Tech -IT でオフィス環境を一歩先へ-


様々な技術でオフィス環境をハックしよう、という試みです。
社員はみんな日々いろんなことに困っています。そんな困りごとをテクノロジーで解決します。

いざ、ハック

8チーム、合計22名がエントリー。
新卒1年目からベテランまで、エンジニアや企画職とさまざまな人が参加します。

ちなみに僕もエントリーしました。狙うは大賞のみです。

まずは二日間かけてプロダクトをつくります。
AIを作ると意気込んで何千枚も画像を集めるチームや普段の業務では触れないIoTを開発するチームなど、みんな楽しそうに開発を進めます。

3日目のプレゼン発表までは他チームが何を作るかわからないので、みんなまわりを伺いながら作業していました。
「アイデア被ってないかな」「なんかやたらとモーター音がうるさいな」なんて思いながら、プロダクトを作り上げていきます。

オフィスビルをハックするチーム

いよいよ、アワードへ

二日間かけて作ったプロダクトをいよいよお披露目します。

5人の審査員が審査

審査するのは副社長の泉を筆頭に役員・部門長クラスの4名。
そして、今回は日本マイクロソフトのデベロッパープラットフォーム統括本部 業務執行役員の平野様にも審査に加わっていただきました。

毎回審査員が豪華でシビレます。

アイデア・技術・ビジネスの3つの観点において審査し、最も優れたプロダクトを作成したチームにHackers大賞が授与されます。

審査を務める5名(手前から塩本、龍満、日本マイクロソフト 平野様、泉、小形)

二日間の集大成を発表

各チーム、二日間の成果を余すことなくプレゼンしていきます。

  • クラブ活動の幹事業務をカンタンにするプロダクト
  • エレベーター待ちの混雑率をチェックするプロダクト
  • 質問者と回答者をマッチングし、誰に質問すればいいかサポートしてくれるプロダクト

など、多種多様なプロダクトが次々と展開されました。

Microsoft Graph APIを駆使したサービスでクラブ活動をカイゼン

ショートコントをするチームや、会場に来た方に実際に使ってもらうチームなどプレゼン方法も凝っています。ちなみにショートコントをしたのは僕のチームです。

なかには、会場内でドローンを飛ばそうと試みるチームも。
実装日に聞こえた豪快なモーター音の正体はドローンでした。

ドローンが暴走しそうでヒヤヒヤしました

プレゼンが終わると審査員から講評をもらいます。 どのチームも魅力的でユニークなプロダクトばかり。審査員も大変です。

個人的にはこの講評が一番緊張しました。高評価してくださいと心の中で祈っていました。

発表への講評をする副社長 泉

8チームすべてのプレゼンが終わり、残すは審査結果の発表のみです。
無事に発表が終わったという安堵と、どのチームが勝つんだろう?という会話でざわざわしています。

大賞を受賞したのは、エンジニアと企画の混合チーム

今回、Hackers 大賞を受賞したのはエンジニアと企画の混合チームが作成したacubi cafeでした。
受賞を知らされた瞬間、チーム全員がポカンとしていたのが印象的でした。「大賞を受賞するとはまったく思ってなくて、名前が呼ばれてびっくりした」とコメントしていました。

副社長 泉とHackers大賞を受賞したチーム

acubi cafe とは

「眠気をあくびで感知し、コーヒーの無料チケットを配布することで、人的リソースの目に見えない損失を防止する」というプロダクトです。

このチームはプロダクトやプレゼンすべてにおいてクオリティが高かったように感じました。

あくびをすると自動でコーヒーを淹れてくれる

審査員から以下のコメントが寄せられました。

  • ヘルスケア領域で可能性を感じる
  • コーヒーというより立ち上がるという行動が良い
  • 応用としてバスやタクシーの運転手の眠気検知システムとしてもあり
  • 会議が紛糾・揉めたときを検知できると面白い

おわりに

今回のハッカソンも面白いアイデアや奇抜なプロダクトが生まれました。
ここからまた、新たなサービスへと発展することを期待しています。

次回ハッカソンは11月に開催を予定しています。
今回のアワードを観覧した新卒1年目のエンジニアは、すでに次回への参加表明してくれています。

第5回も、今回以上に充実した盛り上がるハッカソンにしていきます。

個人の感想としては、大賞を逃したのがとても悔しかったです。
次こそは大賞を…!