GDG DevFest Tokyo 2024 参加レポート

※この記事はエムティーアイ Advent Calendar 2024の12/17(火)の記事です。

はじめに

こんにちは、アプリ開発支援部の佐藤です。
業務ではAndroidアプリの開発を行っており、その中でGoogleの技術に興味が湧き、「GDG DevFest Tokyo 2024」に参加いたしました。
このイベントについてや学んだこと、感じたことをご紹介したいと思います。

GDG DevFest Tokyo 2024とは

Google Developer Group (GDG) コミュニティによって世界各地で開かれるデベロッパー向けイベントです。Android、Google Cloud 、Web、Firebase、Machine Learning (ML)、Flutter、Goといった様々な技術の最新情報や現場でのノウハウを一日で学ぶことができます。

日時:2024年11月30日(土) 12:00-18:30
場所:総合校舎コクーンタワー(コクーンホールA, コクーンホールB)

セッション

イベント内のセッションで私が印象に残ったものを紹介させていただきます。

1. AIの進化を体感する:Google DeepMindのAI研究

様々なGoogleのAIモデルについて紹介されていました。それを以下にまとめます。

・Med-Gemini:医療分野に特化したGeminiモデル
・NotebookLM:情報整理ツール
・GeminiLive:音声による会話が可能なGemini
・Imagen 3:テキストから画像を生成
・Veo:テキストから動画を生成
・MusicFX Dj:テキストから音楽を生成

紹介された様々なAIモデルは、AIの進化の速さを物語っていました。 まさにセッションで言及されていた、生物学的な「カンブリア爆発」を彷彿とさせます。 先日、発表された「Gemini2.0」はこれに拍車をかけ、更なる発展に繋がるのではないかと感じました。 一方でAIがもたらす可能性と同時にそのリスクについても考えるべきであり、AIエージェントの時代に向け、これらの技術をどう扱っていくのかも注意が必要だと思いました。

2. GoogleのLLMライブラリをAndroidアプリで使うには?

LLMライブラリの種類や使用する際に重要なパラメータ、実装のポイントが説明されていました。

speakerdeck.com

Googleが提供するAndroid向けのLLMライブラリは、大きく分けてOn-DeviceとCloudの2種類に分類されます。それぞれの特徴を理解し、開発の状況や用途によって最適なライブラリを選択することが重要です。特定のモデルを使いたい場合は対応しているライブラリを選択する。どのライブラリにもある機能を実装したい場合、On-Deviceでは実験的な段階であることからCloudを選択し、On-Deviceへの切り替えを考慮したアーキテクチャを設計していくことが大切だと学びました。

おわりに

どのセッションも興味深い内容でGoogleの技術の知識を深めることができました。特にAIを使ったプロダクトの分析やアプリへの活用方法など、新たな発見がありました。
この学びを活かし、今後も知識を深めることで、プロダクトに新たな価値を生み出す・改善を提案できるよう努力したいと思います。

次回のイベントもぜひ参加させていただきたいと考えております。登壇者・運営の皆さんありがとうございました!